資料が語る和歌山の歴史
和歌山市立博物館は、天正13年(1585)に和歌山城が築城され、城下町和歌山が拓かれてから、ちょうど400年目にあたる昭和60年(1985)11月に開館いたしました。郷土和歌山の歴史・文化遺産に関する市民の理解と認識を深め、教育・文化の発展に寄与することを目的とした歴史系博物館です。
常設展示は、「資料が語る和歌山の歴史」をテーマに、和歌山市を中心とした歴史と文化を理解し、その継承と発展に資する学習の場として構成されています。古墳や古民家の実寸大模型や江戸時代の和歌山城周辺の模型、紀州徳川家コーナー、大谷古墳から出土した重要文化財の馬冑(※実物の展示は期間が限られています)など、原始から戦後復興期に至る和歌山の歩みを、展示を通じて伝えています。また、特別展示室では、特別展・企画展を開催し、和歌山市の歴史に関するさまざまなテーマの展覧会を行っています。市博講座・体験学習・史跡散歩などの教育普及事業も実施しています。