平成26年8月1日秋葉山公園に「秋葉山の碑」の説明版が設置されました。
2014.08.01
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秋葉山の碑
秋葉山の登り口には、①「顕如上人(けんにょしょうにん)臨跡」の碑と、②「弥勒寺山(みろくじさん)」の碑が立っている。紀州における本願寺派の御坊は、文明8年 (1476)に海南市冷水に開創され、永正4年(1507)海南市黒江に移り、天文19年(1550)にはさらにこの山に移ったが、永禄6年(1563)顕如がこの地に来り和歌山市鷺森に移転を命じた。①の碑はこの経過を記念して本願寺が建てたものである。その後もこの山は本願寺の持ち山として「御坊山」と呼ばれたが、昭和13年(1938)和歌山市が南の谷2.7ヘクタールを譲り受けて公園を開設し、同25年(1950)にはさらに北の峰6.6ヘクタールを譲り受けて施設を充実した。この山を「秋葉山」と呼ぶのは、寛政5年(1793)羅漢寺(らかんじ)の僧が静岡県から秋葉権現を勧請し、山麓に堂を建てたからであるが、古くは「弥勒寺山」と呼ばれ、それは昔この山にあった天台宗の古寺の名に基づくという。②の碑は公園を開設するに当り和歌山市が歴史的古称を顕彰したものである。